先日のこと、建設中の店舗にて大工さんとドアの丁番の話になり、ふと「丁番」という名称が気になり、Webで調べてみました。
ご存じの方も多いと思いますが、一般的な名称である丁番(ちょうばん)の語源は蝶番(ちょうつがい)。
開き戸に丁番を取り付けた様子が雄雌の蝶に見えることから、らしいです。
言われてみれば確かに蝶のつがいのよう。昔の人は粋な名前を付けたものです。
その「蝶番」もいつしか当て字の「丁番」と呼ばれることが多くなったとか。
また、一言に丁番と言っても種類は数多く、よく見る平丁番のほかにも、旗丁番や抜き丁番、裏丁番など取り付ける箇所や用途に応じて様々な形、名称があるんですね。詳しくはウィキペディアにて。
今回の店舗でお客様が出入りするドアは高さ270㎝、幅90㎝。黒い鉄製の大きなドア。
このドア、鉄製だけに重さが100㎏近くあり、大人3人でなんとか取り付けたほど。
その重いドアの開閉を支えるのが、今回はたった3つの丁番。
3つだけで本当に大丈夫か半信半疑でしたが、実際に取り付けてドアを開け閉めしてみると、100キロ近い重さがウソのように軽く開閉できるじゃないですか。ちょっと感動。
見た目は蝶のようにか弱い姿でも、その金属製の蝶はとてつもない力持ちだったわけですね。
今まではあまり気にすることがなかった丁番ですが、家の中でいろんな開け閉めの動作をするときに、ちょっと気にして見てみると、その形や種類に小さな発見があるかもしれませんね。
皆さんの家にはどんな蝶がいるのでしょうか。ぜひ観察してみては。
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