思わぬ事態に。


先日は撮影の仕事で上京しました。週末の土曜日に日帰りの予定だったのですが、思わぬ事態になりました。




その日は朝方まで降り続いていた雨も上がり、名古屋駅のホームから見る雲からは日も差し始めていました。


朝9時に新横浜駅で撮影スタッフの皆さんと合流すべく、7時台の新幹線に乗車。


本来なら週末の旅行客で込み合う車内ですが、コロナ禍で空席も目立ち乗客もまばら。


早朝で寝不足もあり、静かな車内でうとうとし始めた時、走っていた新幹線のスピードが徐々に下がりはじめ、ついには止まってしまいました。


名古屋を出てからまだ20分ほど。次の停車駅は新横浜のはず。


間もなく車内アナウンスがあり、熱海小田原間で強い雨のため運転を見合わせ中。とのこと。


そして、運転再開の見通しは立っていない。とも。


すぐに携帯で合流予定のスタッフさんに連絡して、到着が遅れることを伝えました。


雨雲レーダーを見ると確かに局地的に真っ赤に表示された雨雲が相模湾沿岸を東に進んでいます。


乗車中の新幹線はまだ愛知県の豊橋辺り。今日の仕事ができるのか不安がよぎります。


車窓に広がる青空を見ながら、繰り返される車内アナウンス。


ここは晴れているのに雨で動かないという状況がなんとも不思議な感覚です。




そして、待つこと3時間。ようやく運転再開の目途が立ち、新幹線は動き出しました。


とは言え、すぐに徐行しては止まるの繰り返し。


やがて、静岡から神奈川に差し掛かる頃、ゆっくりと窓から見える景色に驚きました。


河川が氾濫して、水面に消えた田園。立往生して動けない車。浸水した家屋。


その頃、熱海で大変な土砂災害が起きていたことなど、まだ知る余地もありませんでした。


もちろん、熱海を徐行運転で通過している時も。




そして、名古屋駅を出て5時間。ようやく昼過ぎに新横浜駅に到着しました。


すぐにスタッフの皆さんと合流して、今度は撮影現場がある千葉県へ車で東京湾アクアラインを通って移動。


現地についたのは午後3時。すぐさま撮影の準備に取り掛かりました。


今回の撮影はファンションデザイナーさん、カメラマンさん、ヘアメイクさんにモデルさん、そしてフラワデザイナー。各アシスタントさんも含めると総勢20名ほど。


予定よりもタイムスケジュールがかなり遅れていることもあり、敏速に作業は進められました。


やがて夕方になり日も暮れ始め、屋外での撮影を済ませて屋内での撮影へ。


その撮影もひと通り終わり、気がつけば夜8時をまわっていました。


帰りの新幹線に間に合うように、速やかに片づけをして車に乗り込み現場をあとに。往路と同じ経路で新横浜駅へ向かいました。


9時半頃、新横浜駅に到着。


しかし、昼間の遅延の影響から夜の新幹線は運休になっていました。


その日に帰ることができなくなり、駅そばのホテルに宿泊することに。


部屋のテレビで見たニュースで、熱海の土砂災害を知り驚きました。




翌朝の日曜日、通常運転に戻った新幹線で名古屋へ。


途中、熱海の災害現場近くを徐行通過するときには、ニュースの映像が頭をよぎり自然の恐ろしさを感じました。


今回、被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧と安心した生活が送れることを願うばかりです。


日帰り出張の予定が、思いもよらない日になった週末でした。